目の病気 Q&A

白内障とは

白内障ってどんな病気?
ピントを合わせるためのレンズの役割を持つ水晶体が濁って、視力が低下したり、視界がかすむ、光のまぶしさが増す、といった症状が出る病気です。
原因としては加齢が最も多く、早い人では40歳位から発症することもあります。
水晶体の濁りは少しずつゆっくり進んでいきますが、一度濁った水晶体は元通り透明にはなりません。
どんな症状が出たら診察を受けるべき?
視界がかすんだり光をいつも以上に眩しく感じたら、すぐに診察を受けましょう。
また、そのような症状がなくても40歳を超えたらぜひ診察を受けてください。早めの診察で合併症などの多くのリスクを回避することができます。
どんな治療をするの?
視力低下が著しい白内障の場合、視力を回復する有効な治療法は手術のみで、濁った水晶体を吸い出し、かわりとなる人工のレンズを挿入するものです。
現在行われている最も一般的な方法は、特殊な超音波の器械で水晶体を細かく砕き、そこに眼内レンズという小さなプラスチックのレンズを埋め込む、水晶体超音波乳化吸引術および眼内レンズ挿入術という手術です。
症状にもよりますが、手術に要する時間は15~30分程度となっています。
眼内レンズって?
直径約6ミリの小さなプラスチックレンズで、両端にある3ミリ程の固定具により支えます。
異物感を感じることもなく、レンズが入っていることは外からは全く分かりません。
また、古くなったから交換する、などということもめったにありません。
術後は?
良く見えるようになったのに、しばらくしてからまたかすんでくることがあります。
この原因のひとつは後発白内障というもので、眼内レンズが埋め込んである袋が時間経過により濁ってしまうことをいいます。
発症時期はまちまちで、早い人は術後半年程で、遅い人は5年過ぎても発症しません。
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